日時:2024年10月12日(土)13:00 ~13(日)12:00
会場:東京科学大学湯島キャンパス(旧東京医科歯科大学)「知と癒しの庭」
この10月より「東京科学大学」と名前が変わった旧東京医科歯科大学では、今年も現役の医学生、看護学生、歯学生、卒業生である研修医や医師、臨床検査技師なども多く参加するリレー・フォー・ライフ・ジャパン2024御茶ノ水が開催されました。
今年のリレーでは、東京科学大学臨床腫瘍科の浜本康夫先生による「Scienceとがん診療」のご講演、小児がんサバイバーであり教員、登山家でもある中野壮一郎さんによるサバイバーズトーク、RFLJえなの実行委員長であり、在宅ケアクリニックを運営されている医師の鷲津潤爾先生との「地域に根差したがん診療」と題した座談会、茨城がん体験談スピーカーバンクの志賀俊彦さんによるがん体験談、そしてサバイバーである紙芝居屋さん、ちっちさんによる紙芝居など、がんにまつわる様々なお話を、色々な立場の方から伺う機会が多く設けられていました。
RFLJ御茶ノ水の名物となりつつあるチーム対抗ジェスチャーゲームでは、チームメンバー同士、チーム間の距離が縮まり、会場全体が笑いと笑顔、和やかな空気に包まれました。
ルミナリエセレモニーでは、会場に来ることが出来なかった人のための席「エンプティ―テーブル」を前に、詩が朗読され、美しいピアノの生演奏を聴きながら、参加者全員で大切な人に想いを馳せ、ひとつひとつのルミナリエに込められたメッセージを胸に刻みながら、会場を静かに一周しました。
日付が変わる午前0時の数分前になると、1日目の様子をまとめたダイジェストビデオが上映され、全員でカウントダウンをして1日目が締めくくられました。
2日目の朝はラジオ体操と、乳がんのセルフチェックができる「のの字体操」でスタート。
昨年も参加してくれた東京科学大学のアカペラサークルの歌声はとても美しく力強く、参加者全員の心を癒してくれました。アカペラサークルの皆さんは全員が医療を志す学生さんです。
これから先、きっと患者さんの身体を癒すだけでなく、心をも癒してくれる医療者になってくれると確信させてくれる歌声でした。
参加チームの方たちも、趣向を凝らした様々な方法でご寄付を募って下さり、最後は参加者全員で会場を歩き、リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024御茶ノ水は幕を下ろしました。
御茶ノ水のリレーには医療に携わる方が多く参加されていますが、それぞれの立場の垣根を越えて、リレーに参加しているひとりとして交流が出来る大変貴重な場となっています。
来年もまた、たくさんの方とこの会場で出会えますように。
ご参加下さった皆様、ご協力くださった皆様、実行委員会の皆様、そして毎年会場を提供して下さっている東京科学大学の皆様に心より感謝申し上げます。