菊池正彦さん(RFLJ青森:サバイバー)
<受賞コメント>
グローバル・ヒーローズ・オブ・ホープ(GHOH)の受賞を心より感謝申し上げます
。2014年以来、皆様に支えられながらRFLの活動を行って参りました。今後は日本のRFL
発展のためGHOHとしての役割を果たしていく所存です。今年還暦、猪突猛進頑張ります
*** マイストーリー ***
私は、青森県立中央病院の近くで、妻と二人で「オルケスタ」と言う名前の小さなレストランを、1994年の4月にスタートしました。
おかげ様で、明年2019年には満25周年を迎えることになります。
満10周年を迎える前年の12月に胃がんが見つかり、胃の3分の2を切除しました。
早期発見でしたので、抗がん剤も放射線治療も無かったのですが、メンタル面で約2年間不調が続きました。
県病の近くでお店を営業しておりますので、やはりサバイバーの方やケアギバーの方がお店にいらっしゃいます。
親しくなり、会話の中でがんの話題になると、私はがん経験者であることを明かし、それでも元気にお店をやっている姿を見せると、皆様、歓喜してくれます。その時に自分も歓喜していることに気づき、何やらこれからの使命感を感じました。
今度は、お店が20周年を迎える前年に、パートナーである妻に乳がんが見つかり、さすがにショックでした。
半年間の抗がん剤治療の後手術しました。3か月後妻もお店に復帰し、落ち着きを取りもどした頃、RFLのことを県病のドクターやスタッフの方が来店され、是非とも青森でも開催したいので、実行委員長をお願いされました。
夫婦でがんを経験して、また、お店を続けさせて頂いていることに感謝し、引き受けました。2014年の8月に、正式に実行委員会が発足して翌年2015年の9月に、第1回RFLJ青森を開催することが出来ました。
自分が、がん患者だと言える場所、いろんながん患者さんとの語らいで、皆が生き生きとできる場所、「絶望の人生」から「希望あふれる人生」へ、「悲哀の人生」から「歓喜あふれる人生」へと変われるチャンスが、この場所にはあると確信しました。
妻は、昨年また新たにがんが見つかり、3週間に一度抗がん剤治療しながら、お店にも立ち、RFLの活動もしています。
これからも笑顔が絶えない実行委員の仲間と、RFLJ青森の歴史を築き上げていく決意です。