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2021年認定 2022 ’Global Heroes of Hope’ の横顔
藤野信子さん(RFLJさいたま:サバイバー)

*** マイストーリー ***

2013年3月、私は、Her2-positive の乳がんと診断され、診断の2か月後に乳房切除を受けました。
生検の結果、浸潤性微小乳頭がんという、かなり稀で、転移しやすいタイプの乳がんであることが分かり、切除されたリンパ節のほとんどにがん細胞が見つかりました。
その頃私は3人の子どもを育てながら、肺がんと診断された伯父の面倒を見ていたのですが、私の最初の化学療法の3日前に伯父が亡くなりました。化学療法の副作用に耐えながら、葬儀の準備をするのは精神的にも肉体的にも容易ではありませんでした。リレー・フォー・ライフのことを知ったのは診断後すぐで、2014年に初めて参加しました。
私や私のサバイバー仲間にとって、子どもたちがリレーの会場で楽しそうに走り回っているのを見るのは、大きな喜びでした。私たちはサバイバーでもいい!子どもたちは親がサバイバーでも安心して過ごすことができる。それが社会のあるべき姿だと感じました。
実行委員会に誘ってくれたサバイバー仲間が亡くなった時、私は悲しみに打ちひしがれました。でも、私は彼女から、サバイバーやケアギバーの暗い夜を照らす希望のトーチを引き継いだと思っています。今は実行委員として、そして、ヒーロー・オブ・ホープとして。
命のためのリレー、リレー・フォー・ライフで、今後は私が走る番です。