*** マイストーリー ***
私は外科医として勤務してきて、多くのがん患者さんたちを診てきましたが、私はいつも、医療行為では本当の意味で十分にがん患者さんたちを支え切れていないと感じてきました。リレー・フォー・ライフを知った時、これが私が探していたものだと思い、自分の街で実行委員会を作ることを決めました。初回の開催は、2011 年に私たちの地域を襲った地震と津波の影響で中止せざるを得ませんでしたが、多くの困難を乗り越え、2012 年にとうとう初開催をしました。史上最悪の災害も、私たちを止めることが出来なかったのは、ひとりで闘っているサバイバーがいるのを知っているからです。 リレーと通して、必要としている人に、差し出せるものを差し出したい、サバイバーを元気づけたいと思っています。ですが、リレーに何年も参加して、私は、元気づけられているのは自分であり、素晴らしい人々との出会いという贈り物をもらっているのは自分だと気づきました。 リレーは、私たちがお互いにつながり寄り添うことのできる場所です。より多くのサバイバー、ケアギバーの方に一人ではないと知ってもらいたいです。