「リレー・フォー・ライフ・ジャパン in みやぎ 2012」(小野寺辰美実行委員長)が9月15日(土)と16日(日)に、宮城県富谷町の富谷町役場前で開催されました。宮城県では4回目の開催となります。今年は19チーム、約1000名の方が参加し、サバイバーズラップには9名の方が参加しました。開会式前には富谷太鼓らの演奏もありオープニングに華を添えました。サバイバーズラップでは少人数ながら笑顔で歩くサバイバーの姿が印象的でした。
ステージでは、様々なプログラムが行われました。LAWBLOWは、RFLみやぎのテーマソングを歌いました。彼らは岩手県大船渡に在住し全国の復興イベントに出演するなど日頃からチャリティー活動を行っているバンドで、今年のRFLみやぎでも二日間にわたり多くの参加者に向けて歌のメッセージを届けました。サバイバーでもある歌手の池谷直子さんは「歌うことでサバイバーの皆さんの励みになれば」と全国のRFL会場を回っています。この日も明るく歌い参加者を勇気づけていました。一日目は23時のフィナーレまでステージでは歌、音楽、ダンスが絶えず行われていました。
ブースでは、資生堂さん協力のハンドマッサージブースとリラクゼーション関係のブースがあり、美容も含めたマッサージの講習会も行われました。またホールでは乳がんセミナーや宮城県対がん協会による乳がん触診モデルの展示、簡単な健診なども行われ、健診の必要性を広く参加者に伝えていました。
ルミナリエでも工夫を重ね、LEDにカラーセロファンを張りつけネオンもかくやの華やかさ。途中ルミナリエが強風により全て倒れしまいキッドの重しの水を小石に入れ替えることとなりましたが、実行委員やボランティアスタッフのスピーディーな動きで見事に対応しました。啓発サインの展示やルミナリエの撤収などもフットワーク軽く速やかに行われていたことからも宮城実行委員会のチームワークの良さを感じました。
二日目は体操からスタート。エントリーした参加者にはスタンプカードが渡され一周ごとにスタンプを押してもらい一番多く歩いたチームは閉会式で表彰されました。そのせいかみなさん熱心に歩いていました。ラストウォークでは参加した全ての方が晴れやかな笑顔でトラックを歩きました。引き続き行われた閉会式をもって全てのプログラムが終了しました。
全体的にこじんまりとした印象のRFLみやぎでしたが、お子さん連れで家族で参加される方が多いなどアットホームな雰囲気となりました。おもてなしをする実行委員会の心配りもあり「楽しかった」と口にする参加者が多く、RFLを満喫して帰る方たちの姿が印象的な大会となりました。