高知城を見上げる城西公園は、着々と準備を進めてきた実行委員会のメンバーが前日から気ぜわしく最後の調整をしました。受付を開設、テントにチームの名前を張り付けるなど、夕暮れまで最後の準備におわれていました。
開会の言葉を、松浦喜美夫実行委員長が告げます。このプログラムが患者・家族、行政、医療者の連携をめざすこと、楽しく2日間を過ごしましょう、と自ら医師という立場にあって実行委員会を引っ張ってきた委員長の適切な趣旨説明で、幕を開けました。
拍手に送られたサバイバーズウォークに続き、尾崎正直県知事や各地からのチームが歩きだす間、高知県立高知南中高等学校のマーチングバンドが場を盛りたてる演奏を披露し、北川村やまなみ太鼓のメンバーが元気な音を響かせました。
会場は、市内の中心で散歩姿の近所の人も事情を知って寄付をしていました。高知大学医学部医師や患者代表たちの対談もあり、また歩きながらコース沿いにつくられた織物ブースに立ち寄る人も大勢いました。
熊本からキャンピングカーでフェリーに乗り遠路駆けつけた方など、飛び込み参加もあり、賑やかな楽しい会場でした。