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【10 月開催紹介~徳島】ルミナリエの灯りと花火に彩られ最高のロケーションでの開催

昨年の雨での開催から一転、今年は雲ひとつない快晴の中、例年通り小松島しおかぜ公園 で10月8日(土)~9日(日)に開催され、2日間で約600名、15チームが24時間タス キを繋ぎました。
「命、生きる、ありがとう」今年の徳島のチラシ、プログラムにはサバイバーによる手形 とこのメッセージが中心にありました。シンプルに手作りで準備してきた実行委員会の想 いがそこにあったのです。

手作りのアーチは前日に実行委員長が自ら作ったもので、徳島大学病院の方たちは勤務の 合間をぬって啓発テントの準備をするなどチーム参加者と実行委員会が一丸となった開催 になりました。

メインテントでは初めての試みとして各分野の医師や医療従事者などをお招きして、24 時 間のがん医療相談コーナーを作りました。サバイバーさんやケアギバーさんと気軽にお話 してもらいたいという想いからでしたが、後日「先生に相談したことによって気持ちが少 し落ち着きました」という感想が寄せられたそうです。 また、徳島県総合健診センターの協力で今年も検診車が配置され、両日に渡り無料のがん 検診が行われ好評でした。徳島大学疾患ゲノム研究センターからがんの治療薬を研究している片桐豊雅教授を招き、 関係者と対談するプログラムもありました。基礎研究者とサバイバーとの交流を図る場としての側面もうかがわれました。

その他、検診向上テントや禁煙啓発テント、足もみマッサージなどテーマごとにテントをつなぎ、参加者に学んでもらいながら交流を深めてもらおうという工夫がなされました。

合間には徳島ならではの「阿波踊り体操」や一緒に笑い免疫力を高めようと「笑いヨガ」 を実施するなど楽しい企画もありました。

夜は小松島市開催の花火大会と重なったため、公園の目前の海上にあがる花火が華をそえ、 コースに添っておかれたルミナリエの灯りとともに、参加者たちはルミナリエに記された 願いに想いを馳せていました。

4 年目の今年の実行委員は少人数でしたが、「参加してくれた人が何かを感じ、何か一つで も“想い”を持って帰ってもらえたらいい」と全員で知恵を出し合い様々なチャレンジを した開催でした。ステージは作らず、ビール瓶ケースがステージ代わりです。みなさんから頂いた寄付がが ん患者支援につながり、生きる勇気と希望をもってもらうため『私たちにできること』をしようと原点回帰にこだわりました。

いよいよ来年 RFL とくしまは5周年を迎えます。ひとりでも多くの方に RFL を知ってもらい「来て良かった」と思えるようなイベントにしたいという事務局長の挨拶で締めくくられました。